向春の候、まだまだ寒い日々が続いておりますが、個性あふれる島で育つ花たちの便りから少しずつ春の訪れを感じている、アトム電器 瀬戸田店 みのりや電業 店長 田坂 文昭(45歳)です。
先日、てくばり仲間の平山郁夫美術館 平山助成館長より、てくばり読者の皆さんへ、とっても元気わくわくする情報が届きましたので、お知らせさせていただきますね。 来る令和7年 3月1日(土曜日)~ 4月7日(月曜日) 再興第109回 院展が、ここ生口島の平山郁夫美術館で開催されることが決定しましたよ!
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院展(日本美術院展覧会)は、日本美術院が主催する日本画の公募展として、その名が広く知られており、日本の伝統的な絵画の世界で特に重要な展覧会の一つですね。 簡単に分かりやすく説明すると、絵を描くアーティストにとっての『オリンピック』のようなもので、日頃の創作活動にメリハリをつける意味でも、とても価値あるものです。
日本美術院は明治31年(1898年) 岡倉天心の指導理念のもとに開院されたのち、天心の一周忌にあたる 大正3年(1914年)に横山大観等によって再興され、いまに続いています。その再興の本旨は 「芸術の自由研究を主とする。 故に教師なし先輩あり。 教習なし研究あり。」というもので、日本美術の伝統を維持しながら日本画壇に新たな息吹を与え続け、いまもその先導的・中心的な役割を担っています。
日本美術院による日本画の公募展として全国を巡回する「再興院展」。そのひとつとなる本展では、同人作家・招待作家の作品と各賞受賞作品に加え、入選作品より広島に縁のある作家の作品を選んで展覧し、日本画壇の最新のトレンドとともに底流する日本画のこころを紹介します。
昭和から平成を生きた日本画家・平山郁夫は、「日本文化の伝統を踏まえ、文化財を保護し、かつ芸術を奨励して未来に繋げる道を示す」 という岡倉天心の理念を長く実践しました。 そして、平成8年(1996年)には日本美術院第4代理事長に就き、平成21年に亡くなるまでその職にあり、日本画の革新を目指して公私に亘って研鑽を重ねました。
このような平山郁夫の生き方や理念を広く感じていただくことを目指す平山郁夫美術館での「再興院展」開催に合わせ第1展示室では、『スポット展示 平山郁夫の歩み』と題して、平山郁夫の日本美術院での活躍や文化財保護の活動を中心にその足跡も紹介されるそうですよ。
在野の研究団体がその芸術活動を120余年に亘って継続し続けた例は世界的にも稀有なことであり、先人が心血を注いで築き上げてきた輝かしい伝統は、結果として近代日本画の歩みでもありますね。
院展がここ生口島で観覧できる機会はまたとないチャンスですので、てくばり読者の皆様も是非、平山郁夫美術館へ足を運んで日本最高峰の絵画を楽しんでみてくださいね~。
概要は『てくばりの暮らしの掲示板』で詳しくお伝えしておりますので、もしよかったらご覧になってみてください。
てくばり活動も日本美術院のような100年続く活動をめざして、一歩一歩 少しずつ成長しながら、今月も最優先事項を優先し、積小為大で元気わくわくといきましょうや~ね~!!
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