今日は8月14日。毎日暑い日が続いています。新型コロナウイルスの猛威が世の中を席巻しています。そんな中、8月1日と8日に子どもたちを集めて、瀬戸田理科クラブ企画の「ハクセンシオマネキ観察会No.2」と「水のマジック!花をつくろう」を催しました。今回はその様子を報告したいと思います。
・8月1日「ハクセンシオマネキ観察会No.2」
瀬戸田公民館とタイアップした企画で、ハクセンシオマネキという絶滅危惧種のカニの観察会です。長梅雨や豪雨のために、開催できるか心配されましたが、何とか天候も回復し、開催することができました。
ハクセンシオマネキはウェイビングという鋏を潮を招くように振るカニです。1回目の去年は遠くから見て観察するだけでしたが、2回目の今年は、実際に捕獲して口、目、鋏、腹の様子などをルーペで観察しました。
このカニは動きが速く、近くに寄ると素早く自分の巣穴に逃げ入ってしまいます。それを捕まえるために、ハエタタキを使った道具をつくったのですが、敏捷な子どもたちには必要なかったようで、逃げるカニを素手で楽々と捕まえていました。20匹以上も捕まえた子もいました。子どもたちは、みんな元気に干潟を走り回っていました。フィールドでの活動後、皆でカニの採餌などの様子を撮った動画を見ました。私たちスタッフを含めて、とても有意義で楽しい観察会でした。
・8月8日「水のマジック!花をつくろう」
カニの観察会とはちょっと毛並みは違いますが、瀬戸田図書館主催の「夏休み自由研究講座」として子供たち対象に行いました。水性サインペンで紙に点を打ち、じかに点にはつけないようにして紙を水にひたします。
すると、水が染みていくのにしたがって、打った点の色がいくつもの色に分かれてきます。これはペーパークロマトグラフィーという技術です。この手法を使って花のような模様をつくることを試みました。これが「水のマジック!花をつくろう」というテーマ名の由縁です。田高根のおじいちゃん、おばあちゃんたちは敬老会でやったのでお馴染みかもしれません。
みんな一生懸命トライして、素敵な作品がたくさんできました。いくつもの色を重ねた、透明感あふれる作品、左右非対称なまるで花火を見ているような作品、綿あめのような絵を使った作品等々、力作ぞろいでした。お母さんたちも一緒に一生懸命、やってくださいました。どうでしょう、夏休みの自由研究に役立ちましたか。私たちも楽しむことができました。ありがとうございました。
次回は、バードウォッチング企画中。
どちらのテーマも来年は新たな趣向を取り入れようと準備を始めています。
皆さん、よかったらご参加ください。また、冬には野鳥観察(バードウォッチング)を企画しています。 こちらもよろしくお願いいたします。
コメント