瀬戸田理科クラブで自然マップをつくりました。今回はその紹介です。
美味しい飲食店を掲載したグルメマップ、神社仏閣をまとめた歴史マップなどいろいろな地図が発行されていますが、自然を連ねた自然マップは珍しいと思います。そこで瀬戸田理科クラブでは2年ぐらいの時間をかけて生口島と高根島の自然マップをつくりました。そこではハクセンシオマネキやホタルといった節足動物、ヒドリガモやカワウといった鳥類、イブキビャクシンなどの植物やタコ、タイといった魚介類、灯台、ダムといった産業資産などを取り上げ、地図上にイラストと一緒に書き記しました。また裏面には各項目についての説明を書きました。小学生、中学生を主な対象としますが、大人の方にも興味を持って見ていただけるものと思います。生口島、高根島各戸に配布しますので、家族で楽しんでいただけると嬉しいです。
その地図の使い方ですが、子どもたちに向かって言うように書きますと、まず地図上で気になったものの説明を裏面で読んでみてください。きっとそれだけでは不十分だと思うので、それをいろいろな本で掘り下げて調べてみてください。それはまるで、興味ある歴史上のことを調べるがごとくです。納得いくまで調べてみてください。疑問が疑問をうみだすことでしょう。なぜだろう、どうなっているのだろうと思う心とそれに答えようとする心が科学の本質です。この場で科学を体験してみてください。
このように、地図を見て、科学するきっかけにしていただければ、こんなにうれしいことはありません。皆さんこの地図を十分に活用してください。よろしくお願いいたします。
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