明けの明星(金星)が早朝に美しく輝く季節となりました。
こんにちは、アンクルハットです。明けの明星(金星)が早朝に美しく輝く季節となりました。写真①は11月9日の朝6時頃の金星と月です。接近していますね。薄曇りでしたが明るく輝いているので何とか撮影出来ました。12月も9日と10日に金星と月が接近するそうです。南東の空に見えますので、お天気が良かったら、夜明け前の美しい光景を楽しんでみませんか?
さて今回のテーマは、古代ギリシャです。10月の初めに、最近知り合った方と学生時代に苦労した外国語の話をしていて、古代ギリシャ語を学んだと聞き驚きました。実は私も古代ギリシャ語を学んでいたのです。この言語を学んだ人に出会ったのは大学卒業以来初めてでした。当時、私はアリストテレスの芸術論を学んでいました。
帰宅して新聞を見ていたらTV番組欄にNHKの「100分de名著」の10月の放送が「アリストテレス」の「ニコマコス倫理学」のアンコール再放送と書かれているのを見つけました。なんだか懐かしさを感じてテキストを購入して番組を視聴しました。アリストテレスは紀元前4世紀、今から2400年前のギリシャの哲学者で「万学の祖」と言われるほど理系から文系まで幅広い分野で多大な業績を残した学者です。アリストテレスの倫理学は、人々に「生き方」を教えてくれます。ニコマコス倫理学は「人生の目的とは何か」「幸福とは何か」といった内容を論じている書物で、「100分de名著」のテキストは親しみやすい入門書としてお薦めです。(写真②)二千数百年という年月を経ていても現代の私たちの日々の生活に役立つ気づきにあふれています。
「徳」の一つ、「節制の徳」について読んでいる私の横で、ダイエットにはまっている妻がお菓子をパクパク食べているのを見て、思わずお菓子に手が伸びそうになりましたが、節制の徳を働かせて静かに本を読むアンクルハットでした。ではまた。
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