「国宝のある島 生口島・高根島 向上寺山 季節の花地図」が届けられていることと思います。この場を借りて、制作にご協力ご協賛くださった皆さまに改めてお礼申し上げます。
こんにちは、アンクルハットです。
この記事が掲載された2月号と一緒に瀬戸田理科クラブが制作したパンフレット「国宝のある島 生口島・高根島 向上寺山 季節の花地図」が届けられていることと思います。この場を借りて、制作にご協力ご協賛くださった皆さまに改めてお礼申し上げます。
パンフレットの中では瀬戸田町出身の日本画の巨匠、平山郁夫画伯のスケッチポイントを紹介しています。そのために平山画伯のことを調べていましたら、画伯もギリシャと縁が深いことを知りました。画伯はシルクロードの画家として有名ですが、交易路としてのシルクロードの西端はローマと言われ、ギリシャからインドまでの道は紀元前4世紀にギリシャ北部にあったマケドニア王国のアレキサンダー大王が進軍した道と重なります。この年末年始には、瀬戸田図書館から借りてきた「アレキサンダーの道」という副題が付けられている、画伯が現地取材の旅で描いた絵を収録した「平山郁夫全集第七巻」(写真①、絵はギリシャのコリントの遺跡)と、画伯の旅に同行した作家の井上靖氏が文章を書き、画伯が絵を担当している書籍「アレキサンダーの道」(写真②)を興味深く読みました。
アレキサンダー大王は、ギリシャからインド北西部までを征服した英雄ですが、前々回の第11話で紹介したギリシャの哲学者アリストテレスが、このアレキサンダー大王の家庭教師でした。意外なところでつながっているものですね。
平山郁夫美術館では現在、画伯がこよなく愛した中国の敦煌「莫高窟」を東京藝術大学がスーパークローン技術で再現したものが展示されています。
パンフレットのデザインも素敵です。(写真③)おしゃれな喫茶オアシスのエントランスでは可愛いラクダたちが出迎えてくれています。(写真④)
こんな素晴らしい美術館にお得な年間パスを持っていれば好きな時にブラッと足を運べる瀬戸田ってすごいなと思うアンクルハットでした。ではまた。
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