閑居博士のひとりごと。　第45回　『私達、瀬戸田理科クラブにとってのみのりの季節は冬です。』

私達、瀬戸田理科クラブにとってのみのりの季節は冬です。

みのりの秋という言葉があります。秋に多くの植物の実が熟し、コメが実ることを指しての言葉と思いますが、私達、瀬戸田理科クラブにとってのみのりの季節は冬です。少なくともこの3年はそうでした。一昨年、2022年の冬には「集まれ！生口島・高根島のたから－まるごと島の自然マップ－」、2023年の冬には「埋もれた昭和史　瀬戸田鉱山」調査記録を仕上げ、皆様の元へお送りしました。そして今年2024年の冬には「生口島・高根島　野の花巡り－生け花日記－」という冊子と「国宝のある島　生口島・高根島－向上寺山　季節の花地図－」というパンフレットを作成し、現在、学校、図書館、生口島・高根島各戸に配布中です。なぜ完成が冬になるかというと、春、夏に資料や写真を一生懸命集め、秋から冬にかけて出来上がりの形にまとめ、印刷するという段取りになるからですが、基本的にはお金をいただいている尾道市のスケジュールによります。補助金の対象となる期間が4月1日から3月31日までなのです。従って冬に仕事を仕上げ、最後に報告書を出して終わりということになります。その補助金も申請回数が3回までなので、今年が最後です。次回からは別の補助金または助成金を貰いに行かなければなりません。しかし、瀬戸田理科クラブではこれまで同様、地図、調査、本づくりを活動の柱の1つとして続けていくつもりです。今までとは異なったスケジュールとなり、もしかしたらみのりの冬ではなくなるかもしれません。

尾道市役所の方々、そして尾道市の皆様この3年間ありがとうございました。お陰様で、精一杯納得のいく仕事をすることができました。感謝申し上げます。次回のテーマはまだ決まっていませんが、もしかしたらあなたの元へ取材に行くかもしれません。その時はどうかご協力よろしくお願いいたします。どうぞ次回の企画を楽しみにしていてください。

今回の「閑居博士のひとりごと（４５）」はこれまで3年間のお礼をもってかえさせていただきたいと思います。

ありがとうございました。

向上寺本堂

閑居博士のひとりごと。　第45回

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