閑居博士のひとりごと。 第54回 『自然の彩りを求めて:天然染料で挑む染色実験の世界。』

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『自然の彩りを求めて:天然染料で挑む染色実験の世界。』

染色という世界があります。🎨✨繊維や紙や皮革などを思い思いの色に染め上げる手法ですが、近年は石油から合成された合成染料によるものが主流です。🌈しかし最近は自然回帰志向の高まりとともに、天然染料が見直されてきました。🍃天然染料とは藍(あい)、紅花(べにばな)、蘇芳(すおう)、梔子(くちなし)、苅安(かりやす)といった、江戸時代や奈良、平安時代の雅を彷彿とさせるものです。🎎簡単に言うと正倉院に収められた織物の色です。🕌また藍染は今でも徳島県の産物として有名です。💙私は向島在住M.Y.先生の玉ねぎ薄皮による染色の実技講習会に出席した際、染色の奥深さに触れました。🎨そこで染色を実験的にやってみたくなり、M.Y.先生に申し上げたところ、受け入れていただけましたので入門することにしました。🌟
染色実験は庭に生えていたり、自然に生えているものを使って行いました。🏡具体的には、湯による抽出、アルカリ、酸による抽出の3通りを行い、それぞれを染色液として綿、絹を染めました。🧵また、ミョウバン、鉄、銅の金属による媒染を行い、染色パターンを求めました。🔍これが実験の基本形です。🔬
まずはコマツヨイグサによる染色を行いました。🌼これは背の低い、夏に黄色い花を咲かせる野の花です。🌻結果、湯抽出液、鉄媒染できれいな灰色(綿布)、深い黒に近い灰色(絹布)に染まりました。🖤一方、ヒヨドリバナはキク科のフジバカマの仲間の野草です。🌿フジバカマ同様、これにも秋になるとアサギマダラがやってくるという話があります。🦋この葉の湯抽出液で絹布を染めたところ、銅媒染で趣のある緑褐色に染まりました。🌿
これら以外にもヤマモモ実のアントシアニンによる赤色染色、ヤブマオ葉抽出液による赤色染色などを手掛けています。🍒とくに今力を入れているのがヤマモモ実アントシアニンによる染色ですが、通常アントシアニンによっては安定して綿布は染まらないとされており、それを何とかできないか、これまで報告されている論文片手に頑張っています。📚💪そんな様子もまた機会を見つけて皆さんにお知らせしたいと思っています。楽しみにしていてください。😊
今回は手始めの近況報告でした。📖✨

コマツヨイグサ

コマツヨイグサ

ヒヨドリバナ

ヒヨドリバナ

閑居博士のひとりごと。 第54回

てくばり感謝祭。「ハクセンシオマネキ ごはんはどうやって食べるの?」講演会開催

てくばり感謝祭沢山のご来店ありがとうございました。😊

8年ぶりの開催となったてくばり感謝祭 おかげさまで、常連さんご新規さん含めて沢山のゲストの方がご来場をされ、アットホームな時間を、てくばり仲間のみんなとともに過ごすことができました。🏠

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