先日、平山郁夫美術館で開催されました再興第109回 院展の開会式に出席させていただき、ほんの少し教養を深めてきた、アトム電器 瀬戸田店 みのりや電業 店長 田坂 文昭(45歳)です。
院展は、絵を描くアーティストにとってオリンピックのような日本最高峰の美術展であり、そこに出品される作品の数々は、とても素晴らしかったですよ。 特別賞の内閣総理大臣賞を受賞された作家さんのインタビューでは、制作日数は院展出展日から逆算して約2か月間かかり、取材期間も含めるとその倍以上の労力と時間がかかっているそうですよ。(驚) また幼少期に平山郁夫美術館に来館し、そこで平山郁夫先生の絵に感銘を受け、研鑽を積み重ねてやがて青年となり3回目の入選を果たした院友作家さんのお話もとても素敵でしたね。
これから毎年院展を平山郁夫美術館で継続開催していけるようにしていきたいそうですので、島のみんなで一緒になって盛り上げていきたいですね!
教養あふれる素敵な院展 開会式の様子をMHKリポーターでおなじみの、しまなみ じろうさんが配信してくれておりますので、QRコードからご覧になってみてください。

穏やかな陽気に包まれ、心も軽やかになる春の季節、今月も毎月お決まりの最優先事項を優先し、積小為大で元気わくわくといきましょうや~ね~!!

第109回 再興院展の開会式にご出席いただきましてありがとうございます。本日は昨年11月、文化勲章を受章されました日本画家で日本美術院理事長の田渕俊夫先生にご臨席をいただいております。そして美術院同人の小田野 尚之先生、中村 譲先生、前田 力先生にもご出席いただいております。尾道は、開港850年の歴史が育まれた文化遺産の残る風光明媚な街でございます。今回、岡倉天心にはじまり、横山大観が引き継いで、第109回の再興院展が皆様のお力添えでここ平山郁夫美術館で開催できましたことは、尾道市また平山郁夫美術館にとって大変名誉なことで、これを尾道の春の文化行事として皆様方と一緒に大切に育てていければと思っております。ご承知のように瀬戸田町は、平山郁夫先生がお生まれになったところでございます。先生は平成8年から平成22年までの13年間日本美術院の第4代理事長として岡倉天心、横山大観の理念を実践されておられました。その理念は現在に引き継がれ、同人の先生37名を中心に日本を代表する日本画の団体として院展を開催されています。昨今、デジタル技術の進化によって様々な情報が飛び交い、本来の自分を見つめる機会が少なくなっていると思っておりますが、日本美術院の精神に学ぶことが多々あるのではないかと感じております。 平山先生は「私の原点はふるさと瀬戸田町の風土です」とおっしゃっておられますが、瀬戸田の地で今このような場を持てることは、大変意義深いものがあると改めて感じております。この機会に多くの皆様にお越しいただき、日本美術院の精神に触れていただければと思います。
平山郁夫美術館
理事長 平谷 祐宏

皆様おはようございます。ご紹介いただきました田渕でございます。
私はこの美術館で展覧会をやっていただけるということは、本当に嬉しいです。というのも私は、平山郁夫先生の二番弟子なんです。本当に先生にはお世話になりました。先生なくして今日の私はなかったであろうということを今、つくづく考えております。平山先生とのお話は一冊の本ができるぐらいの思い出がございます。その平山先生の美術館でこのように我々の院展が開けるということは、とてもとても感激どころではございません。そしてこれを実現していただいた中国新聞の皆さま、平山郁夫美術館の皆さま、そして関係者の皆様に本当に御礼を申し上げます。 私は、平山先生とは11歳違います。ですから平山先生が亡くなる頃、私はそばにおりました。先生がちょっと具合が悪いということで、自分は理事長を続けるのが難しいから「田渕くん 僕の理事長の代理をやれよ!」と言われて、それ以来理事長代理から理事長にさせていただきました。これも全て平山先生のおかげです。
平山先生のことを考えると、本当に涙が出るぐらい大変な恩を受けた先生です。 その先生の美術館で、このように開催をしていただけること、そしてたくさんの皆様に出席していただいていることをとても嬉しく思っております。
本当にありがとうございました。
精一杯の絵を描いて、精一杯の絵を持ってまいりたいと思います。
今後とも どうぞよろしくお願いします。
日本美術院
理事長 田渕 俊夫
















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